夫人へのプロポーズは吉田拓郎の「結婚しようよ」‥ノーベル賞の吉野教授
夫人へのプロポーズは吉田拓郎の「結婚しようよ」‥ノーベル賞の吉野教授
ノーベル化学賞が贈られることが決まった吉野彰さんに、12日、CBCテレビの大石キャスターが、ゼミで訪れた名古屋の名城大学で、単独インタビューしました。
奥さまへの結婚のプロポーズは、吉田拓郎の「結婚しようよ」のレコードでした。
大石キャスターとの一問一答は次の通りです。
大石:「この度はおめでとうございます」
吉野教授:「ありがとうございます。エライことになりました」
大石:「怒涛の数日間になったのでは?」
吉野教授:「駅で私を見かけたお子さんが、あの人知っていると言ったり、サインを求められたりしました。重圧感、責任感、鉛のような重しが」
大石:「受賞決定後の会見で、『名城大学に務めたのは、客寄せパンダ』と話していましたが、真意は?」
吉野教授:「名城大学には、(青色発光ダイオードでノーベル賞を受賞した)赤崎先生もいらっしゃいます。それも大学の経営戦略の一つだと思いますよ」
実際、赤崎教授のノーベル賞受賞後、名城大学への出願者が7000人以上増えたといいます。
大石:「これでまた学生が増えるのでは?」
吉野教授:「それも私の一つの役目だと思いますね」
大石:「ノーベル賞を受賞するような学生が出てくると嬉しいですね」
吉野教授:「誰か出てくるでしょう」
大石:「研究を陰で支えてきた奥様に何かプレゼントは」
吉野教授:「ブランド志向じゃないもので、ノーベル賞の受賞そのものが最大のプレゼントではないのかと」
大石:「そういうご関係なんですね。ところで、ノーベル賞を受賞する人のプロポーズの言葉は何だったのですか?」
吉野教授:「私は自分の口でいうのがあれだったので、吉田拓郎のレコードを贈りました」
大石:「吉田拓郎さんの曲もいろいろありますけど」
吉野教授:「タタタタンのあれです」
そう、吉野教授がプロポーズの品として贈ったのは、吉田拓郎の「結婚しようよ」のレコードでした。
大石:「それで奥さんは理解されたんですか」
吉野教授:「まあ、イエスと」
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