カテゴリー「ビート・ピッキング革命」の記事

2018/03/20

グレイスランド&蔭山敬吾のブログ吉田拓郎のビートピッキング革命98——「イメージの詩」は違和感と問題意識の歌だった!(再修正版)

歳をとると、不意に人生の謎が解けることがある。若い時には分からなかったことが、人生の経験をしてきたために、分かるようになるのだ。
最近、ふと、「そうか、『イメージの詩』は、違和感と問題意識の歌だったんだ!」と気づいた。拓郎さんはひとまずはフォーク歌手としてデビューするつもりだったから、フォーク=メッセージソングだから、何かメッセージ性のある歌詞をつくらなければいけなかった訳で、その時に拓郎さんが考えついたことが、次のようなことではなかったか、と思いついたのだ。
「『階級闘争思想』などというような、そんな、人から借りてきた言葉・コンセプトで歌をつくるんじゃなくて、自分の言葉・コンセプトで歌をつくる場合、俺の中にある、この国やこの社会や、時代や人間や女性‥‥などへの違和感と問題意識を歌詞にすればいいのではないか。それなら、無理せずにつくれるし、歌うときにも本気で、自然な感じで歌える」ということだったに違いないと思いついたのだった。
P.S.
「吉田拓郎のビートピッキング革命」の連番が分からなくなりました。そろそろ「100」だったような。どなたかご存知であれば、投稿(書き込み)で教えてください。→早速、どなたかが教えてくださいました。「98」ということでした。ありがとうございました。現在、締切仕事に追われていて、調べる時間がありませんでした。助かりました。

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2017/10/06

Welcome to GRACELAND & Keigo Kageyama's LABELグレイスランド&蔭山敬吾のブログ・吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命」96ーーなぜ作詞家との共作が多いのか

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吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命」96ーーなぜ作詞家との共作が多いのか

もし、拓郎ファンの間で「拓郎さんに訊いてみたい謎・疑問ベストテン」というリストがあったとしたら、「あれだけ素晴らしい歌詞を自分で書いているのに(自分で書けるのに)、なぜ作詞家との共作が多いのか?」という疑問・謎は、間違いなくベストテンに入っていることだろう。

その謎・疑問を解くヒントが、先回の「ラジオでナイト」の中にあった。今から書くことは、あくまでも僕の推論だが、これでほぼ正解だと思う。自分で歌詞が書けるのに作詞家との共作が多いのは、次の理由によるものだと思う。

拓郎さんや僕が広島商大の学生だった頃に、天満屋デパート前のカワイ楽器の隣にあった朝日ティーサロンで、拓郎さんを中心にして、ある時は広島商大の先輩後輩のグループが、またある時は広島フォーク村の仲間たちが集って談笑していた。その時に、拓郎さんがよく使っていたのが「ワシらは語彙(ごい)が不足しとるのー」というフレーズだったのだが、先回の「ラジオでナイト」でも、拓郎さんはこのフレーズを使っていた。

「ラジオでナイト」を聴いていない人は知らないことだが、実は今、このラジオ番組では大変なことが暴露されていて、その暴露された内容そのものが、前述の謎・疑問を解くヒントになっていたのだ。

*続く

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2017/05/19

グレイスランド&蔭山敬吾のブログ・吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命94――良い歳の取り方をした顔

写真1は、拓郎さんが良い歳の取り方をしたことがわかる顔。

写真2は、拓郎さんがワシらにときどきやっていた変顔。この変顔をしたときはだいたい「オー、ワレが」と言っていた。と書いていて気づいたが、この写真は“変顔ジャンル”でも先駆者――あの時代、写真に撮られるときに変顔をする人間なんて1人もいなかった――だったことを証明する貴重な写真ではないだろうか(笑)。
 
◉写真1

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◉写真2

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2017/04/20

グレイスランド&蔭山敬吾のブログ・吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命」93 ローポジションでの手作り的な作曲法

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吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命」93 ローポジションでの手作り的な作曲法

『吉田拓郎ラジオでナイト』の3回目を聴いていたら、ボブ・ディランの「アイ・ウォント・ユー 」が流れたので、いつかは書いておきたい、と思っていたテーマを思い出した。そのテーマとは「(ギターの)ロー・ポジションでの手作り的な作曲法」のことだ。

ところで、≪ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500≫でも第1位に選ばれているボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」のAメロのコード進行のルート音(ベースの音)は「ド→レ→ミ→ファ→ソ」だ。名うてのスタジオ・ミュージシャンのベーシストがこの曲のレコーディングに参加した時に最初に思ったことは「ディラン、ディランってマスコミが騒いでいるが、なんだよこの曲は!ド→レ→ミ→ファ→ソの繰り返しじゃねーかよ。音楽学院の作曲家コースの1年生だって、こんなコード進行で曲はつくらないだろう。ほんとにこれがロックなのか!?」ということだったに違いない。

*続く

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2017/04/01

吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命」91 『ラジオでナイト』スタート記念

4月1日  Welcome to GRACELAND & Keigo Kageyama's LABEL グレイスランド&蔭山敬吾のブログ
今夕、渋谷・宮益坂にある広島お好み焼きの店で、広島フォーク村東京村民の集いがあります。仲間たちと来年の50周年(アメイジング&ミラクル!)のことを話すのです。
明日の夜、拓郎さんの『ラジオでナイト』(ニッポン放送、午後11時30分~深夜0時30分)がスタートしますね。ラジオ新番組スタート記念ということで、未公開写真を掲載させていただきました。
ひさしぶりにこの写真を見てふと思ったことは、74年のロス行きは、ディランのコンサート・パフォーマンスを観ることだけではなく、大規模会場での照明・PAシステムのチェック、そしてウエストコースト・ファッションの取り入れ等、いろいろな点で拓郎さんに影響を与えた旅ではなかったか、ということでした。
 
 

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2017/01/04

グレイスランド&蔭山敬吾のブログ 吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命」89

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1973年10月に上京し、企画制作部の中曽根ディレクター(天地真理、キャンディーズ、五輪真弓、本田路津子などを担当)のアシスタントになって、毎日必死で東京のサラリーマン通勤、本社勤務、レコーディング……に慣れようとしていた時期だったのに、なぜか、翌年の2月、つまり上京5カ月後に僕はロスに向かっていた。海外旅行など一度も経験していないどころか、飛行機に乗ったこともなかったのに。

「ディランとザ・バンドがいっしょに演奏をするのは今回のツアーのロス公演が最後らしい」という情報を耳にしたことが、ロス行きのきっかけではあったのだが、今考えても不思議なのは、当時の僕は、ディランとザ・バンドの関係にそれほど詳しいわけでもなかったし、彼等のサウンドに夢中になっていたわけでもないのに(ディラン中毒者にはなっていたが、ザ・バンドは地味でポップではなかったので好きなタイプのバンドではなかった)、「ほうか、最後になるんなら、ぜひ観とかにゃーいけんのー。拓郎さんも見に行くらしいけー」と思ってしまったことだ――どんな人間も、上京してしばらくの間は、躁状態か鬱状態のどちらかに陥る、と言われているが、その時の僕は躁状態になっていたのだろう。



**写真は、ロサンゼルスのフォーラムの建物と1974年2月14日のライブの模様。

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2016/12/27

吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命」88――若かった頃のこと

まずは、「アゲイン」の歌詞(完成版)を味わっていただこう。この歌詞は、僕には、フォークやロックやファッションや学生運動……でこの国を変えることを真剣に考えながら青春を過ごした同世代への慈愛に満ちたメッセージのように思えた。


♪アゲイン

若かった頃のことをきかせて
どんなことでも 覚えてるなら
思い出たちは すげなく消える

その時君は何を思って
どこへ行こうとしてたのだろう
何かを信じて歩いてたのか

心は安らいでいたでしょうか
希望の光を浴びていたでしょうか

街を流れる人にまぎれて
たった一人で空を見上げる
あなたのことを考えている

僕等の夢は思いのままに
歩き続けて行っただろうか
明日のことを 恐れないまま

欲しかったものたちに届いたのでしょうか
走り抜ける風をつかめたのでしょうか

時がやさしくせつなく流れ
そっとこのまま振り返るなら
僕等は今も自由のままだ

そして、拓郎さんが「若かった頃のことをきかせて どんなことでも 覚えてるなら」と言っているので、ロスの写真の続きを掲載することにしよう(この写真も拓郎さんに見せていないので、懐かしがってもらえることだろう)。

そして、次回は、拓郎さんと僕は、ディランとバンドのコンサートを見るためにロスのフォーラムに行ったのだが、僕たちの周りには、ディランとバンドが好きでもないのに、わざわざ東京からその会場まで来た業界人がたくさんいたことと、彼等はなぜその会場に居たのかを書いていく予定。

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2016/11/21

蔭山敬吾さんブログ 吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命」87――伝説が生まれた瞬間を捉えた写真

吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命」87――伝説が生まれた瞬間を捉えた写真 : 蔭山敬吾さんブログ 

中津川フォーク・ジャンボリーでの伝説の<「人間なんて」2時間熱唱>の模様を記録した貴重な写真が井口から届いたので、拓郎さんが上京してデビューして、その伝説のライブに至るまでの3年間を、時系列にして整理してみた。

●1969年、広島フォーク村の仲間たちと上京してレコーディング。拓郎さんが23歳、僕は19歳だった。

●1970年、広島フォーク村と拓郎さんは新宿厚生年金ホールでコンサートを行い、広島フォーク村は4月に『古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう』発表。拓郎さんは上京し、デビューアルバム『青春の詩』を発表。

●1971年、拓郎さんは25歳、僕は21歳で広島商大4年。拓郎さんは、アルバム「よしだたくろう オン・ステージ ともだち」を発表。そして、8月7~9日 、岐阜県中津川市にある人造湖「椛の湖(はなのこ)」で行われた「第3回全日本フォーク・ジャンボリー」に出演して、「人間なんて」を2時間にわたって熱唱。

この貴重な写真を送ってくれた井口のメールには、「 いつ、どこで、誰から…手にいれたか不明。責任は一切とれません」と書かれていた。「簡易ステージでした」とも。

画像は良くないが、 拓郎さん、小室等さん、井口等の熱演をはっきりと確認することができる。特に拓郎さんのシャウトぶりがはっきりと分かるこの写真は、まさに、伝説が生まれた瞬間を見事に捉えた1枚、と言えるだろう。

補足だが、この写真を井口が送ってくれたのは、先に僕が、Facebookで「第3回全日本フォーク・ジャンボリー」のステージのカラー写真(拓郎さん、井口、小室さん等が写っている)を見かけ、すぐにその写真を井口に送ったからだ。灯台下暗し、とはこのことで、まさか、井口がこんな貴重なモノクロ写真を持っているとは知らなかったので、この写真が届いたときはびっくりした。

伝説が生まれた一瞬を見事に捉えているこの写真が、拓郎さんのファンの間では、すでによく知られている写真なのかどうかは知らないが、僕は初めて見たし、とても貴重なショットだと思えたので、紹介させていただいた。

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