カテゴリー「オールナイトニッポン」の記事

2017/07/12

7/15(土) 特別番組「ありがとう!オールナイトニッポン50周年」

20170715_hp_ann50th_4

■「オールナイトニッポン」から生まれたヒット曲オンエア(7/15(土)5:00~13:00)

■特別番組「ありがとう!オールナイトニッポン50周年クロニクル」(7/15(土)13:00~17:00)
当時リスナーだった、そして現在リスナーのアナタに感謝の気持ちを込めて、かつて自身もオールナイトニッポンを担当していた荘口彰久がパーソナリティとして、放送開始50年を迎える「オールナイトニッポン」について特集する4時間の特別番組。ゲストに、笑福亭鶴光師匠、斉藤安弘さんらを迎え、ここでしか聞けない「オールナイトニッポン」の歴史を紐解きます。

特別番組「ありがとう!オールナイトニッポン50周年クロニクル」
放送日時:2017/7/15(土)13:00~17:00
パーソナリティ:荘口彰久
ゲスト(予定):斉藤安弘、笑福亭鶴光、ほか(五十音順)

■リスナーのアナタから「オールナイトニッポン」の思い出や楽曲のリクエストも大募集!生放送の中でご紹介致します。
こちらの応募フォームからお送りください。
または、メールにて以下の内容を記載して送ってください。
・オールナイトニッポンの思い出、エピソード
・オールナイトニッポンにまつわる楽曲リクエスト ・住所
・氏名
・年齢
・電話番号
メールアドレス:ann50@1242.com

|

2003/11/15

吉田拓郎と愛の歌 ('82オールナイト・ニッポン 最終回より) 

吉田拓郎と愛の歌 ('82オールナイト・ニッポン 最終回より)  

僕のところに取材に来る人達は、だいたい、ある種
の思い入れを持ってやって来る訳です。
 つまり、今の"やさしさ"とか"愛の歌"を歌っている
人達を『何とか、コケおろして欲しい。』という期待
感をもって、インタビューに来る人達が多くて、ここ
1~2年疲れました。何とか、酒を飲まして、何かを言
わせようとして。それで、僕が何か言うと、「イヤー
、痛快。痛快。それでいいんです。」みたいな感じで。
こうしたことに、もう、疲れてしまいました。

 さて、その"愛の歌"ですが。
 
 彼らは「とにかく、愛の歌が多すぎる。」と言います。
僕も確かに、愛の歌がたくさん増えたんだなぁ、と思っ
たりします。

 そこで、「愛の歌を」歌っていると思われるLPを2枚
ぐらい選んで聴いてみたんですが、この時、「僕らはち
ょっと、頭を使ってレコードを聴かなくてはいかん。」
と思う訳です。
ただ単に、きれいな声で歌っているから愛の歌だとか、
別れをどうのこうの歌っているから愛の歌だとか、そ
ういうのではなくて、もっと、じっくりと、脳ミソを
働かして聴かなくてはいかんと思います。

 そうして、例えば、○○さんが歌っている愛の歌をじ
っくりと、自分なりに分析してみると、本当の意味での
愛の歌、-まあ、愛の歌は個人個人、思い入れが違うだ
ろうから、その定義なんていうのはないと思うのですが、
- 僕なりに考えてみると、愛の歌はないなぁ、と思い、
不毛に満ちていると思えたのです。

 愛に満ちた歌というのは、そうザラに世の中にころが
っている訳はない、と僕なんかは思ったりします。
が、まあ、愛の歌と思われる歌、誰さんが好きだとか、
別れたとか、一緒になりたいとかいう歌を聴いたのです
が、どの曲も僕の中に愛の歌とは伝わってこなくて、
(僕の感性が鈍いのかも知れませんが、)愛に満ちた歌は
皆無に近い、と思ったのです。

 愛というのは、テーマが非常に大きくて、どんな歌でも
作れる、という反面、テーマが奥深くて大変なんだ、とい
うこともあります。

 テーマが大きいので、詞を書いている人達の作詞の能力
、テクニックなどはいらん、ということもあるですが、愛
の歌ぐらいは、なんとか、ピシッ、ピシッと決めて欲しい
という感じがあるのです。  

メッセージみたいのなら、言いたいことを言っちまうと
いうのがありますが、- まあ、愛の歌もメッセージというこ
とには変わりありませんが - 何となく、詞の表現力がメチャ
クチャ幼稚だと、僕は思いました。文学からの借り物も多く、
「ああ、○○の小説から引用しているな」と感じられたりして。

愛というのは人類の永遠のテーマです。もう、いつまで追及
しても果てることのない大きなテーマです。

 例えば、『雨の中で君を見かけて、君が泣いていた。君は
きっと悲しいことがあったのだろう。 僕はつい、君の肩に
両手をまわしてしまった…。』

 こういういうのを愛の歌というのか? というと、こういうのは
本当は、愛の歌とは言わない。 こんな歌なら、誰だって作
れるなと思うし、逆にこういうのでいいなら、どっかの作詞
家の大先生に書いてもらった方が、テクニック的にすばらし
いし、うまくまとまってるからいいんじゃないかと、極端な
話、思ったりします。

 しかし、仮にも、恥ずかしながらも、テメエで詞を書いて
いて、その詞によって、みんなが感動するならば - 聴いてい
るみんなが、何かに吸い込まれていくような雰囲気になって
いると、歌っている人自身が自覚して、「みんな自分の歌に
感動しているなぁ」と思ったら - その段階から、もっと自分
自身を磨かなきゃいかん、と思う訳です。

 まぁ、ことニユーミュージックの限りでは、メロディーは
別として、詞の世界で、自分を一生懸命磨いているな、どん
どん鋭くなっていくな、と思われる人はほとんどいないよう
な気がします。

 それだから、今の日本のロック、フォークには革命がない。
70年代初期に、自分達で歌を作るんだという革命があって、
それがそのまま今にきてしまっている。

 欧米の場合は、70年代に、フォーク、ロックの詩人達が皆、
自分の体を苛んででも - たとえ麻薬漬けにしても、LSDを使
っても -  自分を追及するという時代があったのです。言葉
の追及とか、詞のイメージの追及とか、その為なら、麻薬で
も、LSDでも、何でも使う。

その結果、欧米ではロック革命がいっぱいあった。この人が
出てくるとギターのフレーズががらっと変わるとか。音楽の
流れが変わるとか。ジミ・ヘンが出てくるとギターが変わる
とか。ジェフ・ベック、クラプトンがが出てくると変わると
か…。

 そういう革命が常にあって、本当に彼らが自分を貪欲なぐ
らい磨いているなと感じるのですが、日本の場合、そういう
画期的な音楽革命が全然感じられない。まぁ、自分を含めて
、「いかんなぁ」と思っているのですが、今の日本、やっぱ
り、相変わらずコピーだし。「ヨロシク!!」と言いながらロ
ックンロール。アメリカの50年代のロックンロールが今、日
本で流行っている。日本の音楽はアメリカの50年代へ逆もど
りするのか! 70年代にやった、日本語のフォーク、ロック革
命はどこへ行ってしまうのか! と思うと、もう、情なくなっ
てしまう。

 最近のニユーミュージックの詞の世界に限れば、ごく一部
の人は、研ぎすまされたすばらしい詞を書いていますが、大
半は、言葉の分野で低下の一途、と感じる訳です。

これは、もう、ミュージシャンがいけない。もっと自分に厳
しくなくてはいかん。金儲けは、いい作品を作れば後からつ
いて来るんだから、そんな"営業"じゃなくて、もっと、創作、
制作のことに一生懸命やって欲しい。自分を崖っ淵に追い込
んでもいいから、こうなりやマリファナ吸ってもいいから、
というような気持ちでやって欲しいのですが、何か、健康優
良児が詞を書いているという気がして仕方ない。

 まぁ、それ程厳しく自分自身を追求しているのかな、みん
な? という感じで、もう1回、彼らのレコードを聴いてみて
下さい。 本当に自分を追求しているか、と思いながらレコ
ードを聴くと、その結果は、はっきり言って、笑いますね。
僕はもう、正直言って、腹が痛くなるぐらい笑ってしまいま
した。それ程に、自分の体を痛める、精神を悩ますぐらい、
自分を追求している人はいないと思います。 全然、自分を
鍛えていない、という気がして、もう、笑います。

 そうなると、こんなのでヒットするなら、俺でもできる、
もう、誰でもできる、というような感じで、音楽家である
という意味がない。だから偉そうなことを言わず、バカに
徹すればいいのに。 ところが、言ってることはポーズが
多くて、人前ではきれいなことばかり言って。きれいな歌
歌ってる裏では、何やってるか分かんないくせに、調子に
乗るんじゃねぇ! と、もう、本当に怒りました。が、怒る
反面、自分を磨いてないな、と思って笑いましたが。

 まあ、僕は人のことを言ってますが、自分を含めて、自
分自身をもっと追求しなくちゃいかん、ミュージシャンと
して追求しなくちゃいかん、と思います。 何か、営業マ
ンとして自分を追求しているのではないか、という気がし
て、僕も自分で、いかんと思ってる訳です。ですから、も
っと自分を磨く為に、(かっこいいが)旅に出て、もう1回
自由になる、という気分でいるのです。

 とにかく、そういう訳で、"愛の歌"なんて、そう世の中
にザラにころがっていません。やさしさとか、思いやりと
か、別れとか、そういうことを歌えば、それが"愛の歌"な
んだ、ということは大まちがいで、人の生き方とか、その
人が生きているということの奥の奥を追求する、というこ
とが、本当の意味での愛の歌ではないかと、僕は思うので
す。

|

その他のカテゴリー

かぜ耕士「どこかでラジオが」 | '09ツアー | 120曲のニューフォークを創った"日本のボブ・ディラン" 平凡パンチ1970.3.30 | 2006秋ツアー | 2007ツアー | 2009 TOUR | 2014.7.6AMラジオ・由紀さおり「ルーム・ライト(室内灯)」を語る | 2014LIVE | 4/10日曜日のそれ(ニッポン放送)■掲載中■ | ANN GOLD番宣 | Bob Dylan | DJファン投票ベスト30 ・深夜放送ファン1972年8月号 | FM COCOLO J-POP LEGEND FORUM | FM NACK5 | FM特番■デビュー20周年記念番組■ 元気です!」■全35回掲載中■ | HIKE OUT | IMPERIAL | J-POP MAGAZINE | K's Transmission | KinKi Kids | KinKi Kidsの恩人、吉田拓郎 堂本光一(日経エンタテインメント!) | LIVE 2012 | LIVE 2014 | LIVE2012 | LIVE2016 | LOVE LOVEあいしてる | NY24時間漂流コンサート | SATETO・日清パワーステーション | SONGS | SOUND MARKET '83 | T's-R | Takuro FOR YOU-2 | Takuro NEVER SHRINK BACK AND ALWAYS SURE MESSAGE FROM 小倉エージ_ | TAKURO YOSHIDA CONCERT TOUR 1989 | TAKURO YOSHIDA TOUR 1989 - 90 人間なんて | TOUR 1978 ~大いなる人~ | TY INFO | TY メッセージ | TY-ONLINE SHOP | TYIS | TYIS magazine | Welcome to GRACELAND & Keigo Kageyama's LABEL・グレイスランド&蔭山敬吾のブログ・吉田拓郎の「ビート・ピッキング革命」まとめ読み | YOKOSO | ■青春のフォーク 南 こうせつ24・【真夜中のロックンロール】 時代の証言者・読売新聞2017.8.26朝刊 | ■青春のフォーク 南 こうせつ・【つま恋が地響きに】 時代の証言者・読売新聞2017.8.24朝刊 | ◇新譜ジャーナル'82.11偉大な先輩、素晴らしき後輩に乾杯 8月12日坂崎幸之助のオールナイトニッポン: 吉田拓郎・アルフィー誌上放送 | あぁ青春のアヘアヘ物語 | あなたに影武者がいたらどうする? / 1980.6明星 | おすすめサイト | お喋り道楽 | お知らせ | かぐや姫 | かれが殺した驢馬 | このブログの人気記事ランキング | この唄を君に贈ろう■連載中■ | ごめんね青春 | じゅんの恩返し・拓郎編 | すばる・吉田拓郎ロングインタビュー 2010・3 | たくろうのともだち / よしだ・たくろうの世界 | たくろうの気ままな世界 | たくろうパック | たくろう旅の顔・ヤング・ギター'73.2 × ヤング・ギター・クロニクルVol.1吉田拓郎これが青春 | つぶやき | つま恋 | つま恋2006 | はっぴいえんど | ぼくの靴音/堂本剛  愛しています | みうらじゅん | よしだたくろうLIVE '73 | よしだたくろうの母 吉田朝子さん・週刊平凡毒蝮三太夫シリーズおふくろ第34回 | よしだたくろう・まんが履歴書=黒鉄ヒロシ | アルバム サマルカンド・ブルー拓郎インタビュー | イルミネーション | オールナイトニッポン | オールナイトニッポンGOLD | ガガンボン日記・拓郎編 | ケメ | コンサート | サマルカンド・ブルー REPORTAGE FROM NYC FROM THE STUDIO | サマルカンド・ブルー安井かずみ・加藤和彦・立川直樹 対談 | ジュリー×たくろう対談・ぼくたちすっかり酔っちまってね・ | スティーヴィー・ワンダー | チェリスト友納真緒さんのブログ・9/8つま恋! | テレビ・ラジオ | テレビ番組 | ドラマ『監獄のお姫さま』 | ニッポン放送のってけラジオ | ニッポン放送アナウンサー | ビートルズが教えてくれた 拓郎×岡本おさみ対談 | ビート・ピッキング革命 | フォーク・ルネサンス | フォーク村 | ボブ・ディラン | ミニ情報 | ムッシュかまやつ | ムッシュかまやつ_ | ヤングフォーク | ヤングフォークNo.1 1972.初夏号 | ユーミン | ライヴ情報 | ラジオDJ広場・サタデーナイトカーニバル 1980.6明星 | ラジオでナイトブログ | ラジオ番組 | 中島みゆき | 中川五郎 | 中沢厚子 | 久保利英明(弁護士) | 井上陽水のベストパフォーマンスがここに! 『GOLDEN BEST』映像版が登場 | 人間研究・第3回《吉田拓郎》リタイアしない青春だからこそ 月刊明星1980.6 | 今日までそして明日から | 僕の旅は小さな叫び | 僕らの音楽 | 加藤和彦 | 南こうせつ・ニッポン放送のってけラジオ  | 原由子 | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 1982.7.27・Tour Final in 武道館 誌上完全再録 新譜ジャーナル'82.10 | 吉田拓郎 ・緑の新居 さらに飛翔への砦!'82.2 明星 | 吉田拓郎 今、更なる戦線布告・平凡パンチ1980.4.28 | 吉田拓郎90年代へ・・・・・。・パチパチ読本 1990年_ | 吉田拓郎INTERVIEWつま恋の朝、"これまでのオレ"は、死ぬんだ / '85.7シンプジャーナル | 吉田拓郎LONG INTERVIEW 今、再び荒野をめざして 新譜ジャーナル'82.5 | 吉田拓郎×久保利英明弁護士(For Life1976創刊春号) | 吉田拓郎×岡本おさみ対談 前後編 新譜ジャーナル1984年6月7月号 | 吉田拓郎×岡本おさみ対談1984 新譜ジャーナル_ | 吉田拓郎×岡本おさみ対談 後編・ 新譜ジャーナル1984年7月号 | 吉田拓郎「女ともだち」浅川マキ | 吉田拓郎と愛の歌 ('82オールナイト・ニッポン 最終回より)  | 吉田拓郎のオールナイトニッポン | 吉田拓郎インタビュー・2005年8月20日(土)FM NACK5 J-POP MAGAZINE 田家秀樹 | 吉田拓郎インタビュー・新譜ジャーナル1977.10 | 吉田拓郎ドラマ曲 | 吉田拓郎ラジオ | 吉田拓郎ラジオでナイト | 吉田拓郎・男のライフスタイル / 平凡パンチ1984.3.19号 | 吉田拓郎新居でご満悦 | 吉田拓郎詩集BANKARA | 地球音楽ライブラリー | 坂崎幸之助 | 大いなる人・拓郎×岡本おさみ対談 | 安井かずみ | 富澤一誠の「俺が言う 」 | 岡本おさみ | 岩崎宏美 | 広島フォーク村40周年記念同窓会&ライブ | 広島フオーク村 | 所ジョージ・吉田拓郎 | 拓ちゃんCM | 拓ちゃん小ネタ | 拓郎、東京キッド・ブラザースに歌を語る(かれが殺した驢馬) | 拓郎カレンダー | 拓郎出演テレビ番組 | 拓郎展 | 拓郎新譜 | 拓郎関連ブログ | 斉藤哲夫 / されど私の人生 | 新六文銭 | 新聞 | 新聞記事・拓郎 | 旅に唄あり 岡本おさみ / 襟裳岬 | 旅に唄あり 岡本おさみ_ | 旅の重さ | 日常 | 映画「恋妻家宮本」 | 映画「結婚しようよ」 | 映画・甘い暴力 | 普賢岳災害救済 スーパーバンド | 松任谷正隆 | 松本隆「外白」を語る | 桑田佳祐 | 森下愛子 | 歌謡ポップスチャンネル | 残間里江子・加藤和彦 Interview | 泉谷しげる | 深夜放送ファン | 満島ひかり | 瀬尾一三 | 火曜ドラマ「監獄のお姫さま」(通称 プリプリ) | 燃える38時間 Takuro Yoshida Island Concert in Shinojima | 玉城ちはる | 田中秋夫が語るラジオ局が結集した〝伝説〟のコンサート | 田家秀樹 | 田家秀樹 Kei's BAR__ | 田家秀樹ブログ・新・猫の散歩 | 甲斐バンド | 矢島賢さん | 竹田企画 | 純情 -なぜか売れなかった ぼくの愛しい歌 - 阿久 悠 | 自分の事は棚に上げて | 菅田将暉 | 落陽 / 旅に唄あり 岡本おさみ | 襟裳岬 | 訃 報 | 記念日 | 過去ログ | 重松清 | 阿久悠 | 雑誌 | 青春のフォーク 南 こうせつ27・【あの頃にタイムスリップ】 時代の証言者・読売新聞2017.9.4朝刊 | 青春のフォーク 南 こうせつ27・【大雨の「サマーピクニック】 時代の証言者・読売新聞2017.8.30朝刊 | 音楽 | 音楽番組 | 高田渡&よしだたくろう - '70年9月16日 ライブ | 黄金の60年代、「キャンティ」とその時代 川添象郎・ムッシュかまやつ・ミッキー・カーチス