シンガーソングライターならではのギター奏法・蔭山敬吾さんブログ
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締め切り仕事に追われているので、拓郎さんの「広島フォーク村時代の新音源」をなかなか聴けなかったのだが、やっと聴けた。曲は、「なんとかならないか女の娘」だった。『たくろうオンステージ第二集』に収録されているので、懐かしく聴かれたファンの方がいらっしゃったことだろう。
ひさしぶりにこの演奏を聴いて感じたことは、多分、右手でギターの弦をミュートしながらピックで6弦を連打する奏法によってつくられた曲で、拓郎さんのビート・ピッキングがなんともカッコいい。ということで、この曲は、ギターで曲をつくるシンガーソングライターならではの、「ギター奏法をからめての曲づくり」がなされた作品と言えるだろう。
この「ギター奏法をからめての曲づくり」の名人がボブ・ディランやポール・サイモンやジェイムス・テイラーたちで、超一流のギタリストたちをもシビラせてしまうほど「曲がらみのギター奏法」が上手い。日本だと、拓郎さん以外では、大滝詠一や細野晴臣やさだまさしなども「ギター奏法をからめての曲づくり」が上手いのではないか。
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