吉田拓郎さん「夏休み」JR谷山駅の到着メロディに
シンガーソングライター・吉田拓郎さんが、鹿児島市の谷山で過ごした思い出を歌った曲「夏休み」。今年8月、期間限定で駅構内で曲が流れたことは、このニューズナウでもお伝えしました。
今度は、JR谷山駅の到着メロディとしてこの「夏休み」が流れることになりました。アレンジと演奏は地元の小学校の音楽の先生が担当しています。
シンガーソングライター・吉田拓郎さんは、伊佐市大口生まれの73歳で、小学校2年まで鹿児島市の谷山ですごしました。ヒット曲「夏休み」の歌詞は、拓郎さんが谷山での少年時代を思い出しながら書いたといわれています。
ファンや地元の有志でつくる「夏休みプロジェクト」のメンバーが、JR指宿枕崎線の谷山駅で曲を流すための工事費を募金活動で集め、今年8月から先月末まで期間限定で拓郎さんの歌が入ったオリジナルの「夏休み」が駅構内で流れました。
そして、JR九州は今月27日から「夏休み」を谷山駅の到着メロディとして構内で流すと23日に発表しました。
到着メロディは10秒程度で、このアレンジと演奏を担当したのが、谷山小学校の音楽教諭の濱崎栞さんです。濱崎さんは、琴やピアノなど5つのパターンを制作し、拓郎さんとJRが話し合った末、採用したのがオルゴール調でした。
(濱崎さん)「私だけではなく、たくさんの方々の思いがこもっているので、それが駅で使われることは、すごくすばらしいこと。使われたことは幸せなことだと思う。」
また、永田清文校長も「夏休み」が子どもたちや地域で歌い継がれていくことを期待しています。
「このことがきっかけで、子どもたちや谷山地区の方々に『夏休み』が親しまれて、歌い継がれていけば、とてもいいことだと思っている。」
このほか、谷山小学校に「夏休み」の歌碑を建設するプロジェクトも進んでいて、ゆかりの名曲で地域を盛り上げたいと、関係者の期待は高まっています。
吉田拓郎さんの曲「夏休み」の到着メロディは、今月27日(日)からJR谷山駅で流れます。
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