キャンディーズへの手紙 吉田拓郎
キャンディーズへの手紙 吉田拓郎
スタジオで出会った、やさしい悪魔たち 吉田拓郎
「やさしい悪魔』のレコーディングは夕方から始まって、たしか深夜の2時過ぎまでかかった記憶している。
キャンディーズの3人には、予め僕が自宅で作ったデモテープを渡してあった(ハーモニーなどがわかりやすいように)。
キャンディーズの3人には、予め僕が自宅で作ったデモテープを渡してあった(ハーモニーなどがわかりやすいように)。
当日はスタジオで3人と個別レッスンで、 各人の歌うパートを練習した。 そうするうちに僕 にはデモテープとはまた別のアイデアが次々に浮かんできた。 彼女たちの熱心さが僕をそうさせたのだろう。
そのためレコーディングは大幅に時間がかかってしまった。 彼女たちは3人とも本当に頑張 り屋だった。 スタジオでは終始明るく、 それこそ一生懸命にボーカルに挑戦した。
70年代に僕が体験した、 最も楽しくて思い出深いスタジオワークである。
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