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2017/09/24

「十年目のギター」が残したものは? ・新譜ジャーナルベストセレクション'70s 1980 #ta960

「十年目のギター」が残したものは? ・新譜ジャーナルベストセレクション'70s 1980

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昨年12月17日に、東京厚生年金ホールを皮切りに全国6ヵ所で、小室等、西岡たかし、吉田拓郎の3人による 「十年目のギター」コンサート・ツアーが開かれた。 これは、70年代最後の月に、この10年間歌いつづけてきたフォークをもう一度、その原点にもどって、向い直し歌ってみようということで開かれた。その試みに大きな期待を抱いて、厚生年金ホールに出かけた。会場は、そうした思いのファンで超満員。 年齢順ということで、小室等、西岡たかし、吉田拓郎の順で1人20分のソロ・ステージと後半は3人の合同ステージ。タイトル通りアコースティック・ギターを中心にステージは進み、「守らずにいられない」「遠い世界に」 加川良の「教訓Ⅰ」など懐かしい曲が並ぶ。 西岡たかしのコメントでは「このコンサートが単に懐かしさだけでなく、せっかく3人集まったのだから、これからの新しいムーブメントを起こすために開いた」ということだがステージを見終った印象は、もう一歩スッキリしなかった。10年間やってきた余裕が見た目にはダラケた感じさえ思わせ、練習不足という言い訳がプロらしからぬ印象を与える。本当のいい意味でのリラックスに程遠い。吉田拓郎のガンバリだけが目につく。(彼の新曲は意欲にあふれている。) こうした試み、趣旨は素晴らしいものだと思うだけに、構成、リハーサル、そしてメンバーをもう一度考え直し煮つめて再度、開いてほしいと熱望する。 photo by SAEKI

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