5/2 田家秀樹ブログ・新・猫の散歩・かまやつさん、お別れ会。
5/2 田家秀樹ブログ・新・猫の散歩・かまやつさん、お別れ会。
月1日になくなってから二ヶ月、お別れ会がありました。かまやつさんゆかりの街、六本木のホテル。盛大でした。1000人以上いらっしゃいましたね。レコード会社とかプロダクションとか色んな垣根を越えた、業界葬、音楽葬という感じでした。
演奏もありました。スパイダースの10年ぶり再結成。もちろん7人ではなく、かまやつさんを抜いた6人。マチャアキさんが、「7人だったら集まる理由がなくなる」と笑わせてましたけど、彼の進行も親愛の情に満ちた素晴らしいものでした。
ユーミンや森山良子さんも歌ってました。ユーミンはデビューシングルのプロデユーサーがかまやつさんですし、良子さんは従弟ですからね。最後の闘病は彼女の家だったんだそうです。
いろんなミュージシャンが参加されてました。ミッキーテイスさんや内田裕也さん、THE ALFEEとかCharさんとかフミヤさんとか、こうせつさんとか、ミッキー吉野さんとか。演奏は武部聰志さん。彼はかまやつさんのバックがプロデビューだったそうです。
そういう人、多いんですよ。THE ALFEEも70年代の終わりに一旦、レコード会社から契約を切られた時に、バックに起用されてましたし。その頃がなかったら、その後のALFEEはなかったと彼らは今も言ってます。
そういう意味で言えば、僕もそうなりますね。前に時効だからと少しだけ書きましたけど、かまやつさんのエッセイ集「我が良き友よ」は、僕の最初の本だったんですね。話を聞いてまとめる、という形。単行本デビューでした。
初めてお会いしたのが71年。僕が作っていた文化放送「セイ!ヤング」の機関紙「ザ・ヴィレッジ」。新宿御苑で行った表紙の撮影。彼はミリタリールックの上下でカッコ良かったんですよ。マチャアキさんが「遅刻魔だった」と言われてましたけど、その時も、でした。
これも前に書きましたけど、飄々と好きなことだけやりながら、しかも年上にも年下にも媚びたりおもねったり、権威的にもならない。あんな風に年を取りたいと思ってました。
去年の2月に「J-POP LEGEND FORUM」で一ヶ月、5週間特集したんですが、それが最後にお会いしたことになりました。あの放送、追悼で再放送してもらえないかなあ、という感じです。
そうだ、バックで演奏していたミュージシャンはキーボードが武部さん、ギターが鳥山さんという拓郎さんのバックとベース、美久月さん、ドラムが小田原さんという浜田さんチームでした。ご報告まで。
というわけで、かまやつさん、「どうにかなるさ」を。彼の歌が流れて、バックのミュージシャンが演奏をつけてました。拓郎さんは密葬に参加されていたそうです。人前で涙は見られたくなかったんでしょうね。改めてご冥福を祈ります。じゃ、お休みなさい。
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