「夢叶えてくれた…」篠原ともえが感謝する吉田拓郎の“助言” 日刊ゲンダイ
「夢叶えてくれた…」篠原ともえが感謝する吉田拓郎の“助言” 日刊ゲンダイ
1990年代後半、原色のド派手ファッションに身を包み、クネクネ体を
くねらせ「クルクル」「ぐふふ」などの独特な“シノラー語”で視聴者の度肝
を抜いた篠原ともえさん(36)。最近は色っぽくて個性的な美女として
多方面で活躍中。そんな篠原さんが「デザイナーになるよう背中を押し
てくれた」と語るのは、フォーク界の大御所・吉田拓郎さん(69)だ。
■番組終了の食事会で人生相談をしたら…
拓郎さんと知り合ったのはデビューした翌年(96年)に、レギュラーに
抜擢していただいた「LOVE LOVEあいしてる」(フジテレビ系)っていう
番組。拓郎さんとKinKi Kidsさんの司会で話題になった番組です。
拓郎さんは最初、にぎやかな私にビックリしてなじめず、「こんな子が
いるなら、番組を降りる!」とまで言っていました。口を利いてくれないし、
私がいると席を外したり、楽屋に挨拶に行っても目を合わせてくれなくて。
でも、私はなぜか「きっと照れてるんだ!」ってポジティブに受け取って、
アクセサリーをプレゼントしたり、懲りずに“スキスキ・オーラ”を出し
続けていたんです。
半年ぐらい過ぎた頃です。番組の収録が始まる前に、いつも出演者
で集まっていた楽屋の待合室で拓郎さんが「あれ、篠原いないの?」
「いると騒がしいけど、いないと寂しいんだよな」なんて言ってくれて。
私、陰で聞いていて、つい抱きつきそうに……。
それからは拓郎さんが「篠原、こっち来い」って、私を自分の隣に
招いてくれたりするようになりました。今もよくメールしたり、コンサート
に顔を出したりしてるんですけど、拓郎さんの方から抱きしめようと
するから恥ずかしくて(笑い)。
「LOVE LOVEあいしてる」はシノラーファッションを視聴者に知って
もらった大切な番組なのですが、終了することになって。共演のみんな
に会えなくなるので、「寂しい!」を連発していたんです。そしたら、私
を元気にしようと、拓郎さんが共演のみんなに声をかけてくださり、
都内の焼き肉店で食事会を開いてくれたんです。
その時、私は拓郎さんに「夢があり過ぎて職業を選べない」なんて、
人生相談をしました。そうしたら「ファッションデザイナーになったらいい
と思う」って言ってくれたんです。もうビックリ! デザイナーって、実は
子供の頃から、ずっとかなえたい密やかな夢だったんですよ!
私の祖母は着物のお針子さんで、母も洋裁が好き。そのDNAで、
私も小学生の時からデザイン画を描いて、自分のお洋服を作ったり
していました。でも、デザイナーになりたいなんて恥ずかしくて、両親
以外には言ったことがなかった。だから、拓郎さんに「なんで篠原の夢
がわかったんですか!?」って、つい言っちゃいました。
拓郎さんは「アイデアは自分のためではなく人に捧げるものなんだ」とも。
名曲を多くの人に提供している拓郎さんらしい名言ですよね! 22歳
だった私には衝撃的なメッセージに感じられて、それからは勇気を出して
「衣装もやりたい!」と口に出して言えるようになりました。おかげで、舞台
の衣装デザインをやらせていただいたりするようになりました。
去年は松任谷由実さんのコンサート衣装のデザインをやらせていただい
たんですよ! ユーミンさんのご主人の松任谷正隆さんがラジオ番組に
呼んでくださって、「やってみる?」って声をかけてくださったんです。
100枚ぐらいアイデアスケッチを提案し、ご本人着用の6点とメンバーの
皆さんの衣装も担当させていただきました。
ステージでユーミンさんが、私がデザインした衣装をまとって出られた時、
ワッと歓声が上がり、うれしくて涙が止まりませんでした。拓郎さんは私の
夢をかなえてくれた“魔法のオジサマ”なんです。
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