12/21坂崎幸ちゃんKトラ ゲスト柳田ヒロさん

坂崎　えー、そんでもつて拓郎さんに行くわけです。
リスナーのお便り
坂崎　ペニーレインよく行ってました?
ヒロ　よく行ってましたねぇ。
坂崎　拓郎さんとの出会いってどんなだったんですか？
ヒロ　拓郎さんとの出会い? 岡林さん。「狂い咲き」ん時に、日比谷野音観に来てたんですって。
坂崎　拓郎さんがですか?
ヒロ　そうそうそうそう。である時ねこれが終わってから暫くして電話があって「一緒にやんないかって、今度これこれで一度逢ってくれないか」って。えっ!と思って、よしだたくろうってあの人だよなぁと思って。
坂崎　まだ、「結婚しようよ」出てました?
ヒロ　出てましたね、曲と名前知ってましたから。で、ビビッて、いいのかな～と思いながらその日スーツ着て行っちゃってね、初めましてなんて言って。
坂崎　どんな印象でした。
ヒロ　まあ取り敢えず飲もうと、呑めない酒ね、飲まされて。倒れちゃった覚えがありますよ。
坂崎　飲まされた?
ヒロ　いや飲まされたっていうよりも、拓郎さんボクが飲めると思ったんでしょうね。でまあまあまあみたいな感じで、「ヒロ、岡林さんの観たよ、ちょっと一緒にバンドやってくれよ」」
坂崎　へぇ～、すごいですねぇ。
ヒロ　えっえっえぇ、なんて言って。一回目はそんな感じですよ。それでメンバーどうしようかっていうので取り敢えず流れとしてギターは高中、ベースは小原礼がいいなと、ドラムを林立夫にしようかなと思ったら、細野先生が連れていっちゃってるから、じゃあ、ちょっと待てよ・・、チト河内がいると。で、拓郎バンドなんですよ。これで拓郎さんの一年くらい回るメンバーになってくれと。わかりました、了解っていう。
坂崎　拓郎バンドを一年やってそれから新六文銭になるわけですか？
ヒロ　並行してやりました。「ヒロちょっと、話があんだけど」と。「実は、小室さんというのがいて小室さんを呼んでバンドを作りたい」と、いいですよ、いいですけど、どうします？と。
「チト河内さんとヒロとオレ（拓郎）と小室さんだろ、あと一人ベースがいないな・・・後藤次利がいいかなと。その前に思い出しました、高中と小原でやってましたね、拓郎バンド。で、ちょっとありましてね、ふふ、高中と小原をクビにするんですよ。
坂崎　高中、小原をクビにして、2人はミカバンドへ行くと。
ヒロ　そこに来たのがギターの矢島賢とベースの後藤次利、それで拓郎バンドやりつつ、新六文銭の時は矢島賢が抜ける。
坂崎　拓郎さんがリードギターですね、そして次利さんがベースで。
ヒロ　そういうことです。
坂崎　新六文銭は音源は残ってないんですよね、残念ながら。ツアーはやったんですよね。
ヒロ　やりました。
坂崎　毎晩、酒池肉林というやつですか？
ヒロ　飲めや歌えや、コンサート会場の楽屋で花火大会やったり、北海道のホテルの中で雪合戦やったり、ひどいでしょ。にいさんは子供じみたことが好きでしたね。
坂崎　ヒロさんは飲めないけど飲み会に行って、お姉さんを温っためて。
ヒロ　ヒーターのように温っためますよ。また気が利かないんですよ、当時の女の子は、もう。お酒を注ぐこともしないし喋りもしない。その当時、ダメなんですね、そういう時代なんですね、だって我々がお酒注ぐんですもん、そして笑わして。わー面白い、だって。冗談じゃないですよね。金は払ってね、大変だったんですよ。
坂崎　拓郎さん、いつも言ってましたものね、コンサートの後の食事と飲み会が楽しかったって。
ヒロ　まあ、そっちがメインになるんですよ。またね、兄さんがライブでね、言うんですよ、オレはここで飲むぞとかね、店の名前を言っちゃうの。そしたらファンの人来るでしょ。そして「ヒロいっぱい来ちゃったよ」あんたが言ったじゃない、ステージで。あの人ね、ステージでマイクを通じてナンパするのが好きなの。ラジオでナンパしたりね、思ったことをすぐ言っちゃうんですね。かと言って（店に来たファンは）無視しちゃうし、好きなことやっちゃうの。それで我々はチト河内さんとか・・外風呂派だから、ね。すぐ「サヨナラ、にいさん、後は任せるよ、ボクたち大人だもん」ていう、そういう時代ですね。また、にいさん内風呂派だから、怖いっちゃ怖いんですよ、はっきり言って。だからまあ、色んな云々のことがあったり、よくわからないんですけどね。
坂崎　でもまあ、ご自身はラジオで言ってましたけどね、そこは弁明してましたね、ヒロさんたちがちゃんと来てくれたことも言ってました。
ヒロ　はっはっは。

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