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2008/06/04

サマルカンド・ブルーWild lion or unpolished diamond 対談③

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N: 昨日ZUZUには言ったけど,パワー·ステーショ ンのスピーカーから「サマルカンド·ブルー」が流れ てきただけで,もう,いいと思わない。

 

T:あれがわかってくれると,すごくうれしいね。

 

N:正直言うと,あそこまでわからなかったところが あるよ。あれを聴くまで, TONOVANがTAKUROの どの部分にインスパイアされてなんてことも……ね。 TAKUROにはTOKYOの段階では, 1度も会って なかったわけだし。

 

z:始めまして/なんてスタジオで言ってるんだもの でも本当に「サマルカンド·ブルー」はTAKU RO,うまく歌ったわよ。私,言ったのよ。照れちゃだ め,絶対に照れちゃだめってね。

T:あのドスと,ワイルドなものって......,ルー·リード が持っているような質感てあるものね。

 

N:僕はあれを聴いて,本当にびっくりした。詩が凄 いし,またZUZU(ごバカ野郎,負けてたまるかと 言って歌いきったTAKURO。また"KATOの今回 の入れ込みようって,あいつ,俺のファンじゃない がと言ってやりきったTAKURO。凄さが溢れてる よ。あとの曲はまだ全部聴いてないけど,ある程度 は予測がつくものだからね。

Z :そう言ってくれるとうれしいわね。でもマークとTONOVANて,名コンビよね。会ってツーと言えばカー。

T:今回の面子も皆んなちょっとずつ知ってる。ウイリーと僕はちょっと知ってるでしょう。で,マークはもうちょっとよく知ってるでしょう。アンディとウィリーというのは知ってるし,高中とウィリーもちょっと知って るし,僕は高中を知ってる。だから皆んな緊張してるんだよね。

N:一流ならではの緊張だよね。ところでTONOVANて,ニューヨークに初めて来たのはいつだったの。

T最初は1970年だったね。

Nこの街って,いつまでも変わらない良さっていう のがあるよね。

zある、あるノスタルジックじゃなくて,全然変わら ない。だけどソーホーとか,こっちの方なんて,私が 住んでた20年前っていったら……

N TRI-BE-CAのTの字でも出したら,あなたど うしたのって感じだったんだろうね。

zニューヨークが広がったわね,凄く。

T:あのダビングゃってたKCCだって, 10年前に1 万ドルで買ったビルが,今や100万ドルっていうんだ ものね。

z:アンディやマークが言ってたけど,まずアーティス トがスタジオとかどんどん見つけるわけでしょ。そ こにヤッピーとか言われてる種族がどんどん入り込 んで......,彼らが入ってくると高くなるだからアー ティ トたちはまた他へ行って,そういう風にどんど ん広がっていく。

N :アーティストにヤッピー,良くなるアーティストに ヤッピー,良くなる。その繰り返しで……。

T:開発されていくんだよね。 (they've already emptyed the first bottle, they are going for another one)

N :でも,今度のって,今までTAKUROを聴いたこ とがない人たちが聴いたら,ショックだろうね。どう 聴かすかってこともあるけど……。

T:そういう人たちにも聴いて欲しい。

z:スタジオで「サマルカンド ブルー」とかやって,A サンとも話したんだけど,女が,こう,鳥肌が立つ, SEXYだわって感じが凄かったわ, TAKUROは 照れてたけど。 TAKUROは,本当は違うんだけど,不良男風 SEXYっていうひとつのパターンがあるじゃない。そ ういう感じが出てるんじゃないかな。本人はまったく 意識してなくてね。

N:意識してないから凄いんだよ。

No matter what you sing about , you will always end up with a love song.

N: TAKUROは,自分で自分がライオンであることを知らないね。

z:そう,全然知らないの。

T:吠えてるけど。

z:本当に自分の魅力がいっぱいあるのに知らな いのそれがいいのよ。

N : TONOVANが言ってた,未開発って部分6-0 T:凄くあるね。

N: 回りもまた,知らないんだよね。

T: そう。アーティ トとしてはエスタブリッシュされて るけど,まだ発展途上の……。

N:言えるね。よく言うけど,アーティストに終わる年 齢があるとすると, TAKUROは,その過程で力を使 ってないから,まだパワーが漲っているね。ほとんど まだ, 25歳の身体みたいな感じで。

z:そう! 確かにそう!

N : 酷使された演歌歌手なんて,40歳だと終わってるからね。僕も初めて会って,あのエネルギーには いささか驚かされたし,凄いと思った。そしてTAKU ROって,違った意味で,すごくエネルギーを使って るね。

T: そう,特に最後の方の4, 5日は凄いものがあ った。

N: それ

T; よく俯瞰的に物を見るって言い方がされ るけど, TAKUROは本能的に……,それがまたラ イオンといわれる所以だと思うんだけど,きちんと見 てるね。ここでこれだけはやっておかなくちゃ示しがつかないというようなことは,実にきちんとやってる ものね。

Z:そう,計算じゃないのよ。

N :計算じゃない。本能だから。

T:それがなかったら,ただブッ飛んでいるだけの人だね。

N:言えるね。

T :とてもソシアライズされててね。やっぱりメジャーアーティストだよ。でもライオンなんだよなあ吠えてるの。

N:孤独なライオンだね。

z:こういうことを言ったらわかるかなって思ってると, 全然わからなくて,こういうことを言ってもわからないだろうなって諦めてると,全然大人だったり......,そ の辺があの人って不思議なのよね。

N:こういうことを聞くと怒るかなぁと思っても,意外と怒らなかったりね。そして考えてるのかなぁと思う と,何も考えてなかったり。

T:だって今回なんか, ZUZUなんて30曲位の詩を書いたけど,もう2ヵ月間かかりっきり。それで俺はライオンだとばかり,気にくわん怒ってるんだとくるんだから。

z:私も怒ってるような詩ばかり書いていたし そのうちに愛しかないって,趣旨をかえてきたから, もう慌てて……。

N:けっこう躁欝なのかなあ

Z :でも私は,TAKUROがラヴソングしかないって言ったことに賛成なわけ。それがどんなものであれ, 男が女を愛そうと,世の中を愛そうと,ラヴソングし かないってことは……。

T:一番いいじゃない。「サマルカンド ブルー」だってラヴソングでしょ。

T:そう! ハードなラヴソング!。

N :でもあんな曲が1曲できたら,もう全部いいって感じがするな。極致のものが見えたときに,全部よ くなっちゃう。極致がないと全部言いたくなっちゃう。 そういうものなんじゃないかな. TAKUROにしても, 昨日話したとぎそうか,お前好きかって感じで賛 成してるんだもの。

T:素敵だね。そしてTAKUROって,わかってても, 俺は嫌いだからやらない......わがままと紙一重み たいなところもあるね。

N:そう,単なるわがままじゃないんだろうな。だから さっきも言ってたメジャーなアーティストでいられる と……。やっぱり加藤和彦という名プロデューサー に任せておけば大丈夫っていうことを見抜いちゃう というのは,ひとつの力といえると思うし, 80%は任 せて, 20%で自分の言いたいことを言うと……。

Z: TAKUROってそんな半端じゃないわよ。任せち ゃう,もう全面的に。

N:それで売れなかったらKATOのせいだと….。

T:ほとんど言ってる(笑)

N:言ってるね,俺は歌っただけだと(笑)ニューヨー クにも,だから来たんだと。

z:歌わされただけだと(笑)

N:普通は言えないと思わない。とにかく,そう言い 続けて,今朝帰ったよ。

 

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