« サマルカンド・ブルーWild lion or unpolished diamond 対談 ② | トップページ | 動き出した最強音楽軍団 吉田拓郎 ・ 新譜ジャーナル1984.1 »

2008/06/03

サマルカンド・ブルー REPORTAGE FROM NYC FROM THE STUDIO

T1

サマルカンド・ブルー REPORTAGE FROM NYC FROM THE STUDIO

: TAKURO  K: KATO  Z:  YASUI

    “サソリ”

TAKE 1 - T: これでいいかな。 K: うん、段々。

TAKE 3 - K: 感じが出てきた。T: やや近づいた?

TAKE 5 - K: アタマすごく良かったがNG。2番からもう1度。

TAKE 6 - K: さっきの方が良かったね。

Play-Back K: しぶい。 9CHキープ。「時はサソリの……」

     “CARAVAN”

TAKE 1 - T: 音痴だったかな。 K: 後半は結構いいよ。

TAKE 5 - K: 歌い方が良くなかった。

TAKE 8 - K: 今までで一番良かった。 でも、一部ピッチがずれているな。
      とりあえずKeep。

TAKE 9 - T: ヴォーカル聞こえないかな。K: 大丈夫。

TAKE 10 - K: 今度のはOK。

      “君の瞳に入りたい” 

K: 最初は坊ちゃんテイク。 次は悪ガキテイクでお願いします。

TAKE 1 - K: アプローチは良い。

TAKE 2 - K: ほとんど良い。 Keep。でも3番の一部NGだから、2番から。

TAKE 3 - K: 最高、最高! プレイバックしよう。

Play-Back  T: 使える? K: まだピッチがどうも変だな……。

TAKE 4 - K: OK。モダンテクノロジーで是非。

TAKE 9 - K: これもKeep。

       “レノン・シンドローム”

TAKE 1 - K: Keepして今の。 T: もっとECHOが欲しいよ。

TAKE 2 - K: 「もう心から……」の所が気になる。 T: 難しいんだよ、これ。

     K: レノンから3行だけもう1度。

TAKE 6 - K: ヴォーカルOK。

        “Youthful Days”

K: 写真撮った?  T: うん。

TAKE 1 - T: 今1度アタマから。 K: 1番ずつ録っていった方がいいな。

TAKE 3 - T: 今は結構はまってた。

TAKE 5 - T: これ止めよう。

         “風のダイアローグ”

TAKE 1 - K: 置いときます。

TAKE 2 - T: ヴォーカルを少し下げて。最後はその部屋かな。Z: そう。

TAKE 4 - T: ヴォーカル下がり過ぎた。 K: さっきの方が乗ってたよ。でもこれも置いときます。

TAKE 5 - T: ありゃ。 K: うん、これは格好良かった。 T: もうだめだ。声が枯れて来た。

           “パラレル”

TAKE 1 - Z: いい感じ、すぐ録れそう。 T: じゃ録ろう。

TAKE 2 - T: ヴォーカルUP、ECHOも減らして。

TAKE 3 - K: 「まるで見知ーらぬ」ってとこ間違ってる。変だな。Z: それがいいのよ。

         K: 「まるーで見知らぬ」の方がいいね。Z: 私、降りた! T: 降りてよ。

TAKE 4 - K: 鳥肌が立つという……。 T: 貧血だ。 Z: 格好いい。

Play Back K: 1、2ケ所のみもう1回。

TAKE 5 - Z: 最高、最高! K: Good。サビが特に良いな。130--160にドアノイズ有り。ハモを1CHに追加。

T2

 “サマルカンド・ブルー”

TAKE 1 - T: とりあえず、聞かせて。Z: もっと臭く歌った方がいいかな。

TAKE 2 - K: 方向はいいな。Z: もっと創っていい。

TAKE 3 - K: 乗りはインテンポの方が……、ただ全体に重いよ。Z: そうかしら……。

TAKE 4 - K: この方向でいいよ。 Z: いいみたい。

Play Back Z: 一番の空が明る過ぎる。 K: 全体にはすごくいい。T: じゃキープもんで。

TAKE 5 - T: 暗かったかな。K: さっきの方が良かったよ。「金色の砂に体うずめて」録ろう。

            “わけもなくTOKYO”

TAKE 1 - T: 立って、歌おう。

TAKE 2 - T: ちなみに1度聞かせて……。だめだ。

         K: もっと何か変化をつけないと。いろいろ崩してTRYして。

TAKE 5 - Z: 今のいい。K: 全然良くない! メロディーは変えなくていい。

     T: わかんねぇな、やっぱり座る。

TAKE 6 - K: 深く考えないで普通にやれば。

Play Back T: うむ。 K: 今ひとつ。 T: だめじゃ。

TAKE 7 - K: VARI・スピード1%UPして。サビは別レコーディング。

     T: 今日はやめましょう。 K: あと、3テイク……。

            “切り取られた青春”

TAKE 1 - T: 今日は声が抜群、摂生したもんな。

Play Back T: これはどうだ、一発OKだぞ! Z: うん、すごくいい。

     K: わかんない、これは。でも、時々ピッチが気になるね。

     T: まあ、たまに。 Z: 3年位過去じゃなくて、10年位過去の感じで歌ってよ。

TAKE 2 - K: このテイクは良さそうだな、渋くて。 Z: しぶい。 T:聞いてみよう。

Play Back K: 中々センチメンタル。 T: 1行だけ何か変だな。 K: 別に良いと思うよ。生ギターを2CHばかり入れたいな。

          Z: 効果的なことをやっているわけ?

                         “わけもなくTOKYO”

TAKE 1 - T: 全然音程が合わないよ。 Z: 音痴! K: ひどいなコレは。全体に元気ないよ。

         T: オレのサビがどっか行っちゃったぞ。何所へ行ったんでしょうか、お母さん。

TAKE 2 - Z: コーラス入れるかと思って。 T: えっ、お化粧つき。

TAKE 3 - K: 歌い方が、つながってない。全部同じリズム感になっちゃってる。 T: 難しい。

TAKE 4 - Z: アプローチはいいけれど、実は悲しい歌なのよね、これは。

TAKE 5 - T: 低いんだね。 K: 音程が広いの作るからいけないって事……。

TAKE 6 - Z: いけるかな。 K: あとは乗り、一応リファレンス用にKeep。では、プレイバック。

Play Back K: すごい。良い良い。T: これテンポが上ってるでしょう。K: 一緒だよ。乗ってたんじゃない。

        T: あれっ。 K: この乗りでひとつ。

          T: わっ!けもなく東京に聞こえるね。サビの前まで。K: 1、2がないという。このチャンネルで1、2を。

TAKE 7 - K: うん、良いな。2はさっきので。1がないんだよね。K: もう1回ちょうだい。

Play Back K: 後半はかなりなのですが。Z: 彼のヴォーカルにチャームがない。

          K: どのみち1曲ははずれるんだし、風のダイアローグをやろうか。 Z: まだまだ。

TAKE 8 - K: 1回アタマから録ってみるか。

TAKE 9 - K: 間違ってはいないんだけど、当然すぎるのかな。T: 2分の1の確立であっちやろうか決めてよ。

         K: そう言われてもね。

Play Back K: 結構良いよ。Z: かなり渋い! K: いい事言うね、たまには。

       Z: 拓郎の気持ちわかるもん。お母さんの気持ち。

TAKE 11 - T: くそっ。  K: 一応Keep これ良いと思うがね。

                          “風のダイアローグ”

TAKE 1 - Z: 2番は2重マル。 T: フラットしてる? Z: 全然音程は平気。K: これ、Keep。

TAKE 2 - K: これ最高なんだよね。 Z: いい。

TAKE 3 - T: 結構吹いてた気がするけどね。 K: さっきの方が全然良い。

     Z: さっき珍しくドライブしてたもんね。 K: 珍しく。

Play Back K: OKですぞ。

      “加藤和彦ハーモニーのかぶせ”

TAKE 1 - Z: 可愛い声で録ってあげてね。K: きれいな声録ってね、左右3回ずつ録ってね。

         T: 贅沢だよ、オレなんか1CHなのに。Z: そうだ。そうだ。

     K: まあまあ、きれいな声で録りたいの。 T: 世間知らずが過ぎるよ。

         K: もう2つチャンネルくれる、低いの入れるから。

     Z: あんまし低いのいらないんじゃない。T: 何か自宅でDEMOテープ作ってるみたい      だ。

TAKE - 5 Z: まだ、やるの。

TAKE - 6 Z: あんまりうるさくしない方がいいみたいよ。リフが生きないから。

         T: オレはもう疲れたよ、死ぬ。 (終)

T3

|

« サマルカンド・ブルーWild lion or unpolished diamond 対談 ② | トップページ | 動き出した最強音楽軍団 吉田拓郎 ・ 新譜ジャーナル1984.1 »

サマルカンド・ブルー REPORTAGE FROM NYC FROM THE STUDIO」カテゴリの記事