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2005/08/25

J-POP MAGAZINE ( 3 )

blog8-24koiuta

'05 8月20日(土)FM NACK5 J-POP MAGAZINE

     【 吉田拓郎インタビュー・前編 】

田家: でもリハーサル拝見しててやっぱり曲数は、そんなにこう

   体調が悪かったりというような曲数ではないですよね。

拓郎: また2時間半ぐらいやりますけどもね。でもきついなぁ、

   今年の練習はほんときつい、と思いますね正直。

田家: あのーミュージシャンの方は去年、おととしと同じ、瀬尾

   さんがコンダクターで、まぁ本当に一流ミュージシャンが

   これだけ集まるっていうステージ珍しいぐらいにたくさん

   こう、まあつわものが集まってる・・

拓郎: はい、本当にありがたい事です。

田家: ステージですけども、やっぱりこう去年、一昨年があった

   分だけコミュニケーションも変わってきてたりするという・

拓郎: うん、それでまぁツアーという形式ではこれを最後にする

   つもりでいるんで、このグループは。

田家: あ、そうなんですか。

拓郎: だからこのグループで来年イベント考えてるんですけども、

   ツアーっていう形では、あのー、これで最後にしようと思

   ってるんですよ。来年からはまたバンド作り変えたい。

   バンドもまた組み直したいし、まぁそういう事も考えてる

   んで、このビッググループっていうか大きい編成で周るの

   は、コンサートツアーとしては最後ですね今年。

田家: 今年が最後になる・・

拓郎: ええ、そうです。瀬尾ちゃんとも一緒に旅をするのは、こ

   れで最後です。

田家: あらららららら。それはこうある種のなんて言うんでしょ

   う、ま、自分の中での、やる事はやったなみたいなことな

   んでしょうか。

拓郎: まあとても楽しい体験をねさしてもらったし、それからミ

   ュージシャン達も楽しい体験をしてると思うし、瀬尾ちゃ

   んも体験したと思うんですよ。これはまあひとつ、完璧な

   というか集大成のような物が出来上がって、今年のツアー

   とかもいろんな物にね、残しておこうと思って思ってます

   んで、だから今年でこの編成のやつは、このシリーズは終

   わらせようというふうに思ってますから。

田家: それも一種の初めて公に言うような事になるんですかね。

拓郎: そうですね。来年ね、イベントを企画してるんで、それは

   このビッググループで是非やりたいなと思いますけど。

   来年それとは別にツアーとか、その後、イベントの後ツア

   ーとか企画も立ってるんですけども、その時は編成を作り

   変えます。

田家: なるほどね、瀬尾さんとは、そういう話もされながら今回

   も・・・

拓郎: してます。はい。来年のイベントまでは、いっしょにやろう

   と、これを。このシリーズでこのバンドのツアーで、編成

   でね。やろうという事は話してます。

   新たな来年以降のバンド集めを今、やってるとこなんです

   よ。

田家: あ、もう目は、その先に。

拓郎: ええ、だいたい、だいたい固まって。ギターとかまだもう

   ちょいかな、という感じだけど。はい、わりと固まってき

   ました。

田家: 今回のツアーの内容は、そういう意味では前回、前々回と

   違う曲もたくさん入ってたりするわけなんですね。

拓郎: そうですね、まああの、ずっと言ってきたんだけどこのゴ

   -ジャスな編成なので、ほとんどの曲はできるんですよ。

   こんだけの編成だとね。だからこれまでできなかった曲な

   んかができるようになっちゃって、だから何でもできちゃ

   うんだけど、それでもなんかちょっとやっときたいな、と

   いう曲を何曲かね、古いのから引っ張り出して、そいでな

   かなかできなかった曲があったんで是非このバンドでやっ

   てみたいな、というのをなるべく選んでやってんですけど

   ね。

田家: 例えば「この曲」みたいな曲目を挙げちゃったりする事は

   できるんですか?

拓郎: 例えば、「ハートブレイクマンション」。こういうのは、

   なかなかね、編成的に普通の5、6人のロックバンドだと

   やりづらいんだけど、アーケストラ形式のストリングス

   やブラスが入っててくれるとアレンジがし易いっていう

   か、幅があるんでねアレンジに。だからああいうドラマ

   性のある曲はやれるんだなぁって思います。

田家: この辺の曲が増えてきてるっていうような事はあるんで

   すか?この時期とかこのアルバムとかこの頃みたいな。
   
   「ローリング30」とかあのへんの・・・

拓郎: どうかなぁ~、まだよく自分でもね(笑)、選んだ曲が

   よくわかってないんだけど。ただ全体にね、去年のツア

   -で田家さんの小説のヒントでね、生い立ちからやって

   みよう、というMCも含めてね。生い立ちっていうか東京

   へ出てくるところぐらいから話を始めようと思って。

   今年はねぇ、あそこまで去年のツアーで話したんで、

   それ以降の話がメインになると思いますよ。MCの話とし

   ては。だから東京へ来てからいろんな青春というか、そ

   れからいろんな体験をするわけですけどもね、そこら辺

   の話になるんで。去年は広島から東京へ出て来て東京で

   ショック受けた話とかいろいろあったんですけど。

   今年はその後の、大人になっていく自分というのをMCの

   テーマにしようと思ってるんで、どちらかというとそこ

   ら辺の青春の歌がねテーマになってんのが、まあハート

   ブレイクマンションもちょっとねぇ、707の老人夫婦とか

   いろいろでてきたりね、そういう歌が多いんですけどね。

   と、思いますけどもね。と、思って曲を選んでるつもり

   なんですけどね。

田家: そうすると激動の時代の事がたくさんでてくるという。

拓郎: 話としては。そうです、だから東京へ出て来て生活も落ち

   ついてある種の吉田拓郎っていう名前も市民権ていうか、

   そんな物も得てからの話をしようかな、と。

   それでもまあ、いろいろ思い通り行かない事や、壁にぶつ

   かるんですけどね。勿論いろんな事件にも巻き込まれたり

   いろいろあるんですがそこら辺が多分、MCのテーマになる

   と思ってんですよ。

田家: 音楽業界がどういうふうに拓郎さんに対して向かってきた

   か、とか。

拓郎: ええ。忘れちゃったんですけどいろんな事を。

   また田家さんに電話していろんな話を聞きながら。

田家: プライベートな事も登場しそうな感じがありますが。

拓郎: プライベートですねぇうーんそうですね、まぁ話せる所

   までは、って何を言ってんだかわかんない。

   話してみようかなって思いますけどね。

田家: なるほど。そういう意味では本当に集大成なツアーになる

   という。

拓郎: そうですね、このグループでのきれいな幕引きをしたいな

   と思ってんですよね。

blog8-24hartbrake

  曲・・・  ハートブレイクマンション・・・

田家: お聞きいただいてるのはですね、今、話に出ていた曲ですね
   
   1979年の「ローリング30」という2枚組のアルバムがあったん

   ですよ。♪ローリングサ~~ティっていう歌で、アルバムで

   その中に入っていた「ハートブレイクマンション」。

   さっきお聞きいただいた「恋唄」もねローリング30に入って

   いたんですが、この曲が大編成でどういう曲に変わるだろう

   と。それも一つのテーマで楽しみであります。

アシスタント: はい、ほんとにリクエストとかメール、FAXたくさ

   ん来てるんですけどみんな思い入れが強いみたいで長いんで

   すよね。

    ・・・リスナーのメールを受けて・・・

田家: 話に出ていた来年のイベントと言うのがですね「つま恋」の

   イベントですね。来週(8月27日)が吉田拓郎さんの後編な

   んですが「つま恋」のイベントについてね、いろいろしゃ

   べってくれてますよ。

       ・・・他のコーナー・・・

       ・・・エンディング・・・

アシスタント: そしてインタビューで拓郎さんが言ってた小説って

   なんの事ですか?

田家: 小説はですね、文芸ポストっていう小説の雑誌があるんです

   よ、小学館から出てる。それでね僕、小説吉田拓郎っていう

   連載書いてるんですよ。

A:   あ、田家さんが書いてるんですね。

田家: そうそうそう。それはね広島時代の、アマチュア時代のダウ

   ンタウンズっバンドだったんですよ拓郎さん。

   R&Bのバンドやってたんですよ。そのバンドを主人公にした

   小説なんです。広島の青春グラフィティ。だからまだプロデ

   ビューする前の話を書いてるんです。でいろんな事調べたり

   してて本人が忘れてる事がいっぱい出てきたりするんでです

   ね、「俺、その時なにやってたんだっけ?」って聞かれたり

   ときどきしてます。

A:  だからか。本人より詳しいってことですね。

田家: 相当うそも入ってんだけど。うそ三百五十ぐらいの。

A:   ははははっ。ちょっと気になりますねそれも。

  ・・・リスナーから「拓郎のプロフィール」を田家さん風に

    紹介して欲しい・・・を受けて

田家: 僕ふうというのはどういうんだろうね。

   簡単に言ってしまえば、日本の音楽を変えた人、ですよ。

   これは誰が言ってもそういう評価になるでしょう。

   それまでの歌謡曲とか演歌とかアイドルの音楽とは全然違

   う、ギターで弾き語りで登場したりね。弾き語りだけじゃ

   なくて、さっきのR&Bがあったりいろんな音楽もやってし

   まうというね。で、しかも野外イベントをたくさんやって、

   で自分でレコード会社の社長までなっちゃったって人。

   フォーライフレコード今年30周年なんですけどね。

A:  偉大な人なんですね。

田家: 日本にコンサートツアーが無い時代にあの人が始めて、コ

   ンサートツアーという形ができたとかですね。ま、そういう

   歴史がいっぱいあるわけで。そんな話を来週も是非。

A:   来週も貴重なインタビューお聞きください。楽しみにして

   いてください。

blog8-24rolling30

   
           【 前編終わり 】

   

          ※ テープ起こしが遅くなりました。

             いつもたくさんのアクセスありがとうございます。

             これからもよろしくお願いします。

                       ●

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拓郎さんの来年のつま恋の記事がサンスポに載ってるということで、セブンイレブンに行 [続きを読む]

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