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2005/04/10

( 15 ) ライブヒストリー~及川恒平・渋谷ジャンジャン語り 小室等

~ 拓郎、食事中のため小室等ひとり喋り ~
小室: えーと、「面影橋」、1971年ですね。えー「ともだち」というアルバムに入っているわけですけど、いや~名曲ですね。これは勿論拓郎さんが作った歌ではなくて、「六文銭」の及川恒平が作った曲であります。
この「面影橋」を作った及川恒平はですね、今なにをしてると思いますか?ちょっとこの~、「拓郎のヒストリー」をやってるのに、他人のヒストリーをやってもしょうがないと思うんですけど、これはおもしろい話題なので、及川恒平というのはホントに六文銭の中でも渋~い味を出して、だいたいソロをとっておりまして、人気もあったんです。なんかこう、性別も判明しないような、あ~、男なんですけどね。で、彼が今、やっているのがですね、テニスのインストラクターであります。
神奈川県の方で、テニスをおばさんお嬢さんに教えているという・・・これがすごい話です、ホントにあのラジオ聴いてらっしゃるみなさん、あの世代の方もいらっしゃるかもしれですけど、もしも及川恒平を覚えていらっしゃる方がいたとば、「あの及川恒平がテニスをやる!?」っていうイメージなんですよ。それがテニスのインストラクターをやってるっていうのをついこの間、僕も知ってですね、びっくりしました。
えー、吉田拓郎さんの、他人の曲を唄っている数少ないもののひとつで、そう言えば最近、えーと、サマーピクニック、えーと南こうせつさんの、福岡でやってるサマーピクニックのライブに出てきてですね、えーと、あれは「神田川」、「神田川」をライブでやっておりましたが、えー、たまーに他人のものをやりますから・・・それのはしりのような曲でありました。
それでですね、これが凄いです!
「中津川フォークジャンボリー」よりですね、例の曲が聴けるわけです。これはホントにこのー、ま、タイトルを先に言いますとですね、「人間なんて」というものでしたが、この「人間なんて」というのはですね、狂気の沙汰も金次第、なんていう言葉はありませんが・・・
ホントにあのー、この歌を唄う時、演奏する時はどこの会場でも狂気乱舞しました。中津川の話をする前に僕はあのー、これと前後して、渋谷にあるジャンジャンという地下の小劇場が今でもモチロンありますが、そこで、吉田拓郎と六文銭とのジョイントだったかな、あるいは、えーと吉田拓郎のゲストに六文銭が出たのかわかりませんでしたが、えーと、あの狭いジャンジャンのフロアが総立ち、今でこそ、コンサートで総立ちになるというような事は当たり前になるという時代ですが、座っている人は誰もいず、えー椅子が全部脇の方によけられて全員総立ちで、「人間なんて」を延々、あのコンサート、最初から最後まで「人間なんて」をやってたんじゃないか、と思うほどグジャグジャになりました。で、酒もみんな飲んでまして、その上が教会だなんて事は誰も気にせずに、酒を飲みながら「人間なんて」を・・・で、「ヒロシマへー」、とかってわめいておりましたけど、そんな事が、あったんですけど・・ね。  
続く 

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