( 11 ) 吉田拓郎・小室等「フォーライフ誕生」話
コーナーゲスト・小室等
拓郎: えー、青森から駆けつけてくれた僕の恩師・・・恩師と言うか腐れ縁の古い友達 と言うか、二人で居て新 しい事が何もできない、こんだけ長い間つきあっているんだから何か新しい事をするだろう、という期待も誰もしなくなってしまったという、とにかく長~い間お付き合いさせてもらっている、将棋を指してですね「三億円あるから来ないか」っていう「寺の坊さんが持ってんだ」っていう、訳のわかんない事言ってたんですよ。おかげで人生狂ってしまったっていうですね(笑)小室 等さんです、どうも!
小室: あの三億はどこいってしまったの、エヘェ。
拓郎: きみだけが着服したっていう噂の~(笑)
小室: いや~、俺もそれだったらいいと思うんだけどね。
拓郎: あの話どこ行ったんでしょうね、あのまま進んでればフォーライフ良かったんですよ。 あれをなんつうんだろ、何か男気出してさぁ、その三億はいらない、俺達が出し合おう!なんて 無い金出しちゃってさぁみんなで。資本金、三億で始まる会社が資本金何千万で始まって・・・
小室: 何千万もありました?(笑)
拓郎: なかったみんな、何百万しか出さなかった(笑)そんな事するから、塩化ビニールがどうしたとか、変な方向行っちゃって。最初から寺の坊さんの言う通り三億でやってれば。
小室: そうそう(笑)
拓郎: そういう話を小室さんがですね、ある日、持ってきたんですよ。あれはでもレコード会社やんねぇかっていうのはレコード会社作るっていう発想だったの最初っから? レーベルだけを作ろうとかそういうんじゃなくて、みんな辞めろって言ってたわけかな、ホントに小室さんは。
小室: なんか蒸し返してる?(笑)なんだったんだろうなぁ。そういう事がわかっていればもっとうまくいってたでしょう。
拓郎: って事は、あんたはなんもわからんで人を呼んで・・・
小室: そうそうそう、とにかくなんか金があるやつが居るから「レコード会社作ろう」って言ってるよって俺は伝えただけだよ別に(笑)
拓郎: 誰? 俺に?
小室: そんなこと言ってるやつがいるよ、拓ちゃんっていう、俺は単なるメッセンジャー だ(笑)
拓郎: 俺なに? じゃ、勘違い?
小室: だから、こんな事言ってるけど・・・どうなのかなぁ、みたいなさ。
拓郎: そうなの? っていう事は、井上、泉谷っていうのはホントに迷惑したっていう・・・
小室: いやそりゃ随分迷惑かけたんじゃないかなぁ。
拓郎: あんたが?(笑)
小室: だからさ、そういう特定の人間に的を絞ってアハハハ・・・
拓郎: 的を絞らざるを得ないでしょうが、(笑)あんたがその話さえ持って来なきゃ今ごろCBSソニーの大賀さんに可愛いがってもらって。(笑)
小室: 生きてるうちには色んな事、あるよね。 でも、その事があったのと無かったのとではどっちが人生として おもしろかったかっていう風に考えてごらん。
拓郎: おもしろかったかどうかっていう事だったら、勿論あなたの電話以来、楽しい波乱万丈の人生が始まった事は事実です。(笑)ただ良かったかどうか、人生にとって。おもしろいと良いとは違うからね、あなたはどうでした?
小室: 魔が差したよね、レコード会社なんて、無理だったんだもんね。だからきみが社長になってホントに良かったと思って。
拓郎: ま、その話はこれからゆっくりきょうは、社長交代劇も含めてですねやってみたいと。(笑)まず、小室さんのですね、自信を持ってフォーライフから送り出した第一弾!最初のシングル!突発事故としか言いようがない!(笑)この曲を。
小室等さん「愛よこんにちは」。
続く
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