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2005/04/07

( 9 ) FROM TAKURO (2)

「歌ってよ夕陽の歌を」
アナ: この時間は、フロム拓郎という事で拓郎さんが他のアーティストに提供した曲をいくつか聴いていただいてますが・・
拓郎: これねぇ、いまこの一覧をずっと見ててねぇ、いろんな事を思い出しますね。あのー、ある事無いこと。(笑)無い事思い出してもしょうがないけど、結構悪かったなぁ、とかね。(笑)こいつとは結構飲んだな、とか。で、おしなべて全体的に言える事は、曲の依頼があったら、取りあえず最近は絶対やらないですよ、例えばマッチから曲の依頼があったりすると、昔はねぇ要するに僕、必ずね、歌おうとするアーティストに会わせろって言ってましたね。だから、アイドルの人達も嫌でも僕に会わなきゃいけない。曲を作ってもらうんだったら、っていうコーナーがあったんですよ。
武田: キャンディーズなんか、そうですね。
拓郎: キャンディーズそうですねぇ。
武田: ずいぶん絡んだそうですね。(笑)
拓郎: ちょっとちょっとちょっと・・(笑)武田くん(笑)
武田: ランちやん、ランちゃんから聞いたんです。(笑)
拓郎: ランちゃんこの辺で生まれたらしいじゃない(笑)やめてよ。
武田: えへへ、ずいぶん、あのー・・
拓郎: 違う、絡んだりしないけど・・絡んだかなぁー(笑)
武田: 怖かったって・・
拓郎: ばか、やめろって(笑)  確かにねぇ僕、思うにアイドルの人達ってさぁ、事務所がお酒飲ましたりしないわけでしょ、やっぱりイメージもあるし。そういう席にねぇ、僕はやっぱり「連れて来い」って言ってましたね、マネージャーに。で、そうじゃなきゃ僕、やらないって。だから夜遅くてもお酒の席に若い女の子が来てましたもん。
武田: そりゃぁなんですか、やっぱり本人と会わないと歌なんか作れないと。イメージとかがあるんですか?(笑)それとも単に、マネージャー脅してどうのっていう・・(笑)
拓郎: ちょっと待ってって(笑)
武田: サーカスの団長みたいな・・
拓郎: あっはっはっは。ひぃーひぃー。
武田: そういう、なんか(笑)どっちなんですか?
拓郎: まぁ、どっちでもいいけど・・
武田: 率直にお答えください。(笑)
拓郎: 結局あのー、僕は広島からスターを夢見たもんだからぁ(笑)スターに会いたい。ねぇ、会ってみたいっていう。(笑)
武田: 男のタレントさんとはずいぶん・・
拓郎: 会わなかったねぇ。(笑)
武田: 喧嘩なさったっていう話、聞きましたけど。それは無いんですか?スタジオに行ってチェックして・・
拓郎: ああ、結構ありますね。まぁ飲み屋なんかでもショーケンと喧嘩したりとか。なんだ、お前には曲やらねぇとか、要らねぇや、とか言ってもう・・・(笑)その点、その、かまやつさんとか、あのへんはホントにすがりついて来るというパターンでしたから・・(笑)
頼むよお前っていう脅し。(笑)それから森山良子さんはですね、僕が東京に一番最初に来た時に、既にプロの、日本のジョーン・バエズって呼ばれてて。フォークソングの女王だったんですよ。(笑)なんでしょうね、フォークの女王。(笑)ほんで東京で番組をもう既に持っててね、やたら俺の事、呼んでくれたの番組に。全く売れてなくて名前もなんにも無い僕をね・・・。好きだったのかなぁ、よく呼んでくれるんだよね。局は今でも覚えてます、ラジオ関東。
武田: うわぁぁぁ。あぁぁぁ。懐かしいなぁぁぁ。今で言うラジオ日本ですね。
拓郎: そう!
武田: まだ横浜に本拠地がある頃じゃないですか。
拓郎: そうだよ、山の上の方の・・
武田: 山の上の方。よく覚えております。
拓郎: よく呼んでくれて、お酒飲みに行ったりとか・・良子ちゃん、俺と結婚しようと思ってたのかなぁ。(笑)
武田: そうすっと、かまやつさんと親戚って事になりますね。(笑)
拓郎: そうなの、俺、かまやつさんの甥っ子になっちゃうんだよ。
武田: 甥っ子になっちゃうんだ。(笑)
拓郎: やだやだやだやだ。(笑)絶対に嫌だ。(笑)それからですね、そのアイドル達とは別にですね、元アイドルだったのかどうか、よく知りませんが、例えば梓みちよ、とかね、中尾ミエさんもありました。それからあのー、スパイダース崩れの井上順とか堺マチャアキとかですね。
武田: ほうー、そうそうそうそう。
拓郎: 要するに、昔、一世を風靡してですね、最近風靡できないなっていう人の、後押し。これ結構やったんですよ。
武田: それがかなりの確立で成功してませんか?
拓郎: そう、どっちかって言うと、リフォーム屋って呼ばれて(笑)
武田: あの ♪みどりのインクで~、もそうですね。
拓郎: そうです。(笑)ああいう人達ってね、でもね、欠席裁判みたいで申しわけないけど、梓みちよとか中尾ミエって凄いですよ。   
一時ほら、凄い時代とか築いてるわけでしょ、それで芸能界のドンなわけでしょ、キャリア的にもね。凄いですよ、その存在感ていうのは。梓みちよなんか、襲いかかって来ても何も抵抗できませんからね。受けるしかない!お答えします!って言うしかないっていうぐらいキスして来るっていう。
凄いですよ、「拓ちゃん!曲、作んなさい!」っていう。(笑)なんか、おふくろさんに「私が歌う歌、作れ」って言われてるような。僕はだから、梓さんとか中尾さんから逃げられない。
武田: 中尾さんへは何を・・
拓郎:  ♪かぜのなかで~、っていう、ヒットしなかったんですが。
武田: ほほ~ん。
拓郎: 僕、中尾さんにファンレター書いた事もあるっていうような経緯で、曲作りました。結構、終わりそうな人の応援・・(笑)言っちゃった・・おいおい、まずいよね。(笑)
武田: でもでも、かなり実を結んだわけでしょ、打率にすれば。
拓郎: そうよ、由紀さおりとかね。
武田: 3割以上ですよ、10本中3本以上だから。
拓郎: でもやっぱりレコーディングで一番楽しかったのはアイドルですよ、現場は。
武田: キャンデイーズとか。(笑)
拓郎: し、しつこいなぁー(笑)キャンディーズも、石野眞子とか。
武田: 石野眞子さんですねぇー、マコちゃん。
拓郎: 石野眞子なんてねぇ、ホントに可愛くなったけど、デビューする前の逸話が、俺しか知らないかなぁ、あのねぇビクターの人が、「今度デビューさせるんです」とか言って、「スター誕生で最高得点なんですよ」とか言って「拓郎さん、是非デビューを付き合   
ってくれ」とか言って・・「いいですけど写真見せてください」って、イメージ浮かべたいから。したらすんごい太ってんの。 まん丸の、凄いんだ、これ。「ウソでしょう」って思ったの俺は。この人がどうしてレコードデビューしちゃうんでしょう、こんな丸くて、と思ったの。こんなだったんだから、ホント、こんな、ぶっくぶくで。でもレコード会社の人は「拓郎さん全然見る目がない
んだから」とか言うわけ。「どうして?」っつったら、「この子が半年もするとね、見ててごらん、きれーになるんですよ。」 俺は信じなかったね、絶対に。こーんな目、垂れてたんだよ。これがね、ま、レコーディングの最中もガーガー寝るしね、もう田舎に帰った方がいい、とか思ってたんですが、デビューして2、3か月たって会った時に、もう見違えた。可愛くなって、きれいになってどうしたの?っていうぐらい。   俺はその石野眞子を見た時に、芸能界って怖いって思った。だからきれいになりたかったら芸能界っていうの、あるねぇ。
武田: ありますね。あの、旦那といっしょにやっていっしょにコケた沢口靖子さんのデビュー曲。
拓郎: 沢口もねぇー。
武田: 僕が作詞で、拓郎さんが作曲だったんですよね。ベッピンさんになりましたよね。
拓郎: だってもうあれは日本の美女なんでしょ。あの時、どうしようと 思ったね。
武田: あん時、18ぐらいですよ、沢口。
拓郎: あれをだから審査員て選ぶわけでしょ沢口さんとか石野さんを。 あれを見る目、審査員の。これは、光るっていう、僕にはあの目はない。
武田: 僕はありますよ。僕は割と女優当たりいいですよ。鈴木保奈美さんとか。
拓郎: あぁあぁあぁ。
武田: 保奈美さんも割とうずもれてた方だったんですよ。で、ベッピン さんになりましたねぇ。
拓郎: そう言えば、僕は見る目が無いの、もう1つありました。秋吉久美子! 僕は「旅の重さ」でね、審査員、パックインミュ-ジックだったんだ俺。旅の重さの一般オーディションで僕、音楽だったんで、新人をデビューさせようって言うんで。で、僕はその中に秋吉久美子がいたんですが、僕の得点言うと、最低得点。一番良くない、と。こりゃだめだ。それから、高橋洋子っていう・・
武田: はいはいはいはいはい。
拓郎: 僕、全然いいと思わなかった。関係ない子をね、「絶対一押し」っつって監督に「この子にしてよ」とか言って、で、映画観たら出てないわけその子が。それもだから秋吉久美子を見れなかった、あの段階で俺。高橋洋子に気がつかなかったっていう。僕はね、その辺がだめだね。
武田: あのやっぱスターに憧れて東京に来たもんだから、スターになった人に弱いんですね。
拓郎: ははー、既成のスターに。
武田: 磨く力が無いんですね。磨かれた物を、見るのは上手なんでしょう。
拓郎: きょう、なんかいろいろ勉強になるような・・・
武田: そうでしょう。(笑)
拓郎: どうもありがとう。(笑)
武田: 他人に肥やしをあげてるっていうね、ホントに砂漠に肥やしまく男っていう・・(笑)
拓郎: うわぁ、きたないなぁー。(笑)
武田: さぁ、それじゃあですね、次のフロム拓郎、いってみたいと思いますが、どれいきましょう。
アナ: はい、先程から話題に上がっているキャンディーズの・・
拓郎: あぁ、武田の好きなランちゃん。(笑)ショックなんでしょ、ランちゃん子ども産んで。
武田: がっくりしちゃった。
拓郎: 好きだったもんな、鉄矢。
武田: 共演したかったんだもんな、RONINで。(笑)伊藤蘭、伊藤蘭って、「浅野温子じゃないんだ」って言ってたじゃないか。(笑)
武田: はい、さぁ、かっかっかっ、それではですね、拓郎さんのえへ素晴らしい歌を、キャンディーズいってみましょうね。
拓郎: 浅野さーん。(笑)
武田: 温子さーん。(笑)
「やさしい悪魔」
アナ: フロム拓郎、途中ではございますが・・
拓郎: 武田さん、ま、あのお話はいろいろー、そのランちゃんの話とか浅野温子の問題とか・・
武田: ぼ、僕はねあの、吉田さんと話たかったのは、刑事物語の「唇をかみしめて」っていう。あの話題は触れたかったですね。(笑)
拓郎: 全然触れなかったね。(笑)
武田: はい残念です。フロム拓郎とはちょっとワクが違うんですけども吉田さんが、僕が企画した映画のために書いて下さったという。
拓郎: ええ、良かったですねぇ。
武田: あれはもう、僕は今でも名曲だと思います。
拓郎: どうですか、刑事物語に限らないですけど、そろそろ映画とかやんないんですか?
武田: やんないといけないですね。桑田さんとかビートさんに負けっぱなしだから。元祖で始めたっていうプライドはあるんですけど、続けないと映画ってのはやっぱりだめですね。
拓郎: 武田鉄矢ってさ、さっきも話したけど、なんか映画やってるイメ-ジあんのよ、もう。
武田: うんうんうん。
拓郎: だからやっぱ、歌もいいが、映画が副業じゃないって感じすんのよね。
武田: えー、またいろいろ考えて・・
拓郎: 5億、5億。(笑)
武田: 5億、ま、8億でしょうね最低でね。(笑)
拓郎: 武田さんからねぇ、3億5億の話はいっつも聞いてるんだけど、な-んにももらった事ない。1回もない。(笑)時々六本木で水割り1、2杯。(笑)
武田: いやー、これが吉田さん、結構お食べになるんですよ。(笑)細かい話ですけどねー。(笑)というわけで武田さんボチボチ退散という事で・・(笑)
拓郎: 自分で、自分で切って行くわけ?
武田: えぇ、ホントにどうもありがとうございました。どうぞブータレずに頑張ってください。
拓郎: はい、ゲストに頼って10時まで、9時までだっけ? あ、10時までほとんど俺、もうロレってない?(笑)
武田: よっかかる所がチャームな所ですよね。
拓郎: いやいや、ねぇ浅野温子と伊藤蘭と、どっちが好きだったのよ。
武田: さ、そろそろね、私退散ということで。さ、この後は交通情報ですか?
拓郎: あはっはっはっはっ。
続く
 

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