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2005/04/24

( 31 ) 吉田拓郎「元気です」「拓郎、小室等」を語る

拓郎: それからですね、小室さんちに行くと、奥さんと小室さんが、よく呼んでくれてね、食えない頃ですから。お酒もおごってもらったり食事も食わしてもらったりしました。ま、ご飯をご馳走になって、「飲んでいく?」とか訊かれて、「頂きます」とか言って飲み始めると、だいたいまぁよく、議論になって、小室さんが理論的に間違ってるわけです。小室さんがですよ。僕が正しいわけです。(笑)
で、その時、「お前バカ野郎、お前、なんだかんだ言ってもなぁ戦争っていうのは何で起こるか、わかるか?」訊かれるたびに俺は絶句して、「参った」と。答えられないから。それを10年ぐらいずっと続けてて。(笑)ずーっと長い付き合いなんだけど、やっぱ立派なのは、俺じゃないか? 小室等っていうのは、何か雰囲気と、生まれた時から仙人だったんじゃないかっていう雰囲気とか、先輩だとか、PPMやる時のギターが上手いとか、そんな事でみんなが錯覚してるだけで、本当は、とんでもないヤツだっていう事件が札幌であった。
坂崎: なんですか?(笑)
拓郎: 小室さんの部屋に、女のファンが訪ねて来た。俺はやめようと思ったんだけど、「小室さん、ファンが来ましたよ」っつったら、「そうか」って・・・ファンの子が入って来ました、部屋へ。小室さんはその時スーツを着てました。新六文銭の頃ですけど。
坂崎: あ、♪12階建てのバスがバスがやってくる(笑)
拓郎: ♪パーパパッパ、何言ってるんだよ。(笑)その時代なんだが、そいで柳田ヒロってヤツと、後藤次利とかといっしょに、「小室さん、ファンの子が来てますよ」って言って。そしたら小室さん、「10分ぐらいしたら呼びに来てくれ」って。その時、スーツ着てましたよ。でもなかなか出てこない、女性が・・・「おかしいなぁ」と思って、コンコン、「小室さん時間ですから、帰しましょ」って。
「ああそうだな」、「じゃ、さよなら」ってドアを閉めてから、僕と柳田ヒロは、「小室さん・・なんか・ファッションが違ってない?」なんかステージ衣装を既に着てて・・(笑)ステージ衣装のジャケット着て・・・っていうのありましたよね、小室さん。(笑)小室さん、小室さん、とんでもないですよね。本当は金沢で捕まるのはキミだった。(笑)
坂崎: あははー、ちょっと危ないなぁ。(笑)
小室: その事の真偽はともかくとしてね、あのー恐ろしいのはね、そういう拓郎と言い合っていた時に、ホントに恐ろしい事に、俺が正しいと思ってたんだよ、その時ね。だけど、今、すべての事を思い返してみると、俺が間違ってたなぁ、全部。(笑)
拓郎: お、ちょうどいい機会だよ、キミが全部間違ってたって事を、ちゃんと言っとこうよ。(笑)
小室: 本当に恐ろしい事だと思う。僕はね、たくさんの人に議論を吹っかけてね、その都度自分が正しいと思ってたけど、全部僕が間違ってたね。
拓郎: それは、キミが正しいと思ってたもんだから、しょうがないから俺らが間違ってると思ってたわけよ。(笑)
坂崎: よくボヤいてましたもんね、拓郎さん。
拓郎: おう、俺と井上陽水はホントにね、「いっつも俺たち怒られてんなぁ」っていう、「何だろう」って言うんだけど、やっぱ小室さんが偉いんだろうな、って事で納得してたわけ。本人が「俺が違ってた」って言うんならさぁ、こりゃぁ井上もきょうから心が晴れて、もう心もよう、みたいな歌作らない。(笑)傘がない、なんて歌にしない。(笑)
小室: がははははっ。
拓郎: 他人の歌をボロクソ言う集団ですが、曲いきますか。小室さんに是非、こうあって欲しかった。(笑)

「素直になれば」

続く

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